毎年11月~12月の今位にかけて、年度所得のシミュレーションをベースにおおよそのふるさと納税の限度額について問い合わせを頂く事が多いです。それはふるさと納税は上手くやれば所得税、住民税から控除される結果、実質負担額2,000円で各地方の名産品等を受け取る事が出来る制度ですが、所得によりその控除できる限度額が変わってくるためです。
そして実質的に限度額の基準としては、住民税の特例分の控除となり、その額は個人住民税の所得割額の20%となり式で表すと
住民税所得割×20%≧(ふるさと納税額-2,000円)×(90%-所得税率×1.021)
ですので、式の右辺と左辺をいじると
ふるさと納税額≦住民税所得割×20%÷(90%-所得税率×1.021)+2,000円
となりますので、例えば譲渡所得等が無い方ですと、厳密では無いですがざっくりと計算するとすれば、
ふるさと納税額≦見込所得金額×2%÷(90%-見込所得税率)+2,000円
という形で大まかなふるさと納税の限度見込額が計算出来ます。